保津川下りの原型はイカダ流しであり、その歴史は平安時代にまで遡ります。その目的は観光ではなく、生活物資の輸送でした。丹波の木材資源が平安京の建設や燃料に使われ、都の人々の暮らしを支えていたのです。これは近年まで続き、実に千二百年近くにわたって持続的な森林経営が実現していた事になり ます。まさにSDGsの先駆けと言えます。残念ながら1950年の世木ダム完成を契機にイカダ流しは姿を消し、先人の植えた木は山に放置され、廉価な外国産材流入のせいもあって、持続的な森林経営は途絶えつつあるかに見えました。ところが昨今のウッドショックにより国産材の活用が見直され、新たな局面を迎えつつあります。今回のトークカフェでは、保津川の歴史を振り返りつつ、これからの時代に相応しい循環型社会モデルのあり方を亀岡市から発信できたら幸いです。
チラシをダウンロード
