才の木トークカフェ来場御礼
ご参加ありがとうございました。
NPO法人才の木トークカフェ
木を山から出して、上手に使うために
いま、林業・国産材が注目されています。昨年12月には政府から森林・林業再生プランが公表され、マスコミの一面トップに森林や林業の話題を飾るようになりました。 しかし、一方、日本林業の弱体化について多くの指摘があります。たとえば、 森林の(間伐)整備が進まない。依然として原木の切り捨てが多く市場に運び出されないままである。施業の団地化・集約化による効率的な生産システムが実現しないのは何故か、 原木や国産材製品の流通システムも旧態のまま変わらず、その合理化、効率化が叫ばれながら未だ実現していない等々。さらに大量に出材されるスギ材を使いこなしていく出口は、利用拡大の大きな足かせとなってきた欠点克服のための技術開発は・・・
ここでは、木を山から出して上手に使うための問題点を明らかにし、どのように解決していけばよいのか、フロアーと一体となって討論します。
日時 | 平成 22年 6月19日(土)14:00 ~16:30 17時00分から懇親会予定 |
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主催 | NPO法人才の木 |
場所 | 東京大学弥生講堂アネックスセイホクギャラリー |
会費 | 無料 ※一般参加歓迎 |
定員および申込期限 | 48名、平成21年6月11日(金)定員になり次第締切らせていただきます。 |
申し込み方法 | 必要事項を記入した参加申込書をファックスまたは郵送にてNPO法人才の木宛お送りください。 いずれも会費の振込をもって受付完了とさせていただきます。 |
カフェトーク講師
相川高信氏 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
『プロアクティブ』な森林・林業改革プランの提案
林知行氏 森林総合研究所
山から出る木をどう使いこなして行くのか-川下側に求められるもの-
司会:川井秀一(京都大学)
記録
2010(平成22)年6 月19 日(土曜日)にNPO 法人才の木トークカフェが東京大学弥生講堂アネックスセイホクギャラリーで開催されました。
第2 回トークカフェは「木を山から出して、上手に使うために」との標題でした。参加者においしいコーヒーが振舞われるなか,講師の相川高信氏からは「『プロアクティブ』な森林・林業改革プランの提案」,林知行氏からは「山から出る木をどう使いこなしていくのか -川下側に求められるもの-」と題した話題提供があり,それにつづいて川井理事長の司会でフロアからの質疑に答える形で進められました。
木材生産を担う川上側での改革の提案とそれに至るまで背景などの解説があり,一方,木材を利用する川下側で国産材特にスギ材の利用上の特性など,また,建築における木材利用の歴史的な経緯も含めた説明がありました。森林・林業再生プランに関連する話題でもあったので,フロアからの多岐にわたる質問にも,講師がわかりやすく回答していました。