京都議定書第一約束期間では、森林が吸収した二酸化炭素について、木材が森林から伐出されると同時に排出と見なすデフォルト法が採用されています。ここでは、木材製品中の炭素貯蔵による地球温暖化防止効果が評価されていません。私たちは、地球益を優先しつつ、持続的な林業ならびに木材資源の自立・循環利用を推進すべき立場から、「伐採木材製品の取り扱い」に関する円卓会議を開催してきました。本シンポジウムでは、気候変動枠組み条約における「伐採木材製品の取り扱い」に関する議論を整理するとともに、木材関連の学会、業界の代表者がパネルディスカッションを行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日 時:2008年11月26日(水)13時30分〜15時30分
場 所:東京大学農学部弥生講堂アネックス・セイホクギャラリー
(東京都文京区弥生1-1-1、最寄駅:南北線東大前、農学部正門を入って直ぐ左手)
主 催:「伐採木材製品の取り扱い」に関する円卓会議(メンバーは下記参照)
定 員:60名
申込方法:(社)日本木材学会ホームページから参加申し込み登録をお願いいたします。
定員になり次第、登録を締め切らせていただきます。
※敬称略
シンポジウム進行:井上雅文(東京大学准教授)
挨 拶:林野庁林政部木材利用課 岩本隼人課長
解 説:「伐採木材製品の評価手法」:外崎真理雄(森林総合研究所領域長)
パネルディスカッション ※パネラーは下記円卓会議参加団体を予定しています。
花木啓祐 (社)土木学会:調査研究および国際部門担当理事/東京大学教授
中村 勉 (社)日本建築学会:低炭素社会特別委員会総括研究員
永田 信 (社)日本木材学会前会長/東京大学教授
川井秀一 (社)日本木材学会元会長/京都大学教授(コーディネータ)
餅田治之 林業経済学会前会長/筑波大学教授
並木瑛夫 (社)全国木材組合連合会会長
井上篤博 日本合板工業組合連合会会長/セイホク株式会社社長
井邊博行 日本繊維板工業会会長/大建工業株式会社会長
松本哲生 日本製紙連合会林業委員会委員長代理
岡崎時春 国際環境NGO FoE Japan副代表理事
円卓会議での議論と提言書の公表:服部順昭(円卓会議座長/東京農工大学教授)
問い合わせ:
井上雅文(東京大学アジア生物資源環境研究センター)
masafumi@anesc.u-tokyo.ac.jp
江前敏晴(東京大学農学生命科学研究科)
enomae@psl.fp.a.u-tokyo.ac.jp