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産学官連携推進シンポジウム
地球環境保全に貢献する森林・木材利用
~新時代の幕開け~
我が国の森林は、現在、育成の時代から主伐・再造林と資源の持続的な利用に基づく循環の時代へ大きく転換しつつあります。このような中で、大型木造建造物の建設や木材の土木事業への利用推進等、新たな木材需要の拡大に強い期待が寄せられております。また、地球温暖化やマイクロプラスチックによる海洋汚染問題を解決するために、エネルギーや素材原料を化石資源からバイオマスへと変換していくことが早急に求められています。国際連合が持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals (SDGs) を打ち出したのも、このような状況への対応を促すことが目的となっていることは周知のとおりです。
このたび、(一社)日本木材学会は適切な木材利用を推進することにより、地球環境に優しい持続的な社会を構築することを目指した「地球環境行動指針」を発信することとなりました。そこで、気候変動とSDGs 関連分野でご活躍の著名な専門家をお迎えし、別紙に示しますようなシンポジウムを企画いたしました。今後、木材学会は関連学協会と連携して、森林の持続的管理と木材需要の拡大に向けた活動をさらに推進して参りたいと考えています。
日時 | 2019年5月14日(木)13:20〜17:35 |
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会場 | 東京大学農学部 弥生講堂・一条ホール 東京都文京区弥生1-1-1 https://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/map.pdf |
主催 | (一社)日本木材学会 |
後援 | 林野庁、(公社)日本木材加工技術協会、 (公社)日本木材保存協会、(一社)日本森林学会、 (公社)土木学会、(一社)日本建築学会 (予定) |
参加費 | (シンポジウム)一般1,000円、学生無料 (交流会)4,000円 |
参加申込 | 別添申込書にて、日本木材学会事務局までE-mail 添付にてお申し込み下さい。 <申込期限:2019年4月25日(木)> |
→開催案内/プログラムのダウンロード
→チラシ/申込書のダウンロード
開会挨拶
13:20〜13:30
主催者挨拶 日本木材学会会長 福島和彦氏
来賓挨拶 林野庁長官 牧元幸司氏(予定)
基調講演
13:30〜13:40
講演1:気候変動リスクと「卒炭素」への道
江守 正多氏(国立環境研究所地球環境研究センター/副センター長
講演2:SDGsとパリ協定-脱炭素化に向けた変革と政策ニーズ
高村ゆかり氏(東京大学サステイナビリティ学連携研究機構教授)
休 憩
14:50〜15:10
パネル討論「持続的社会構築のために、今できること」
15:10〜17:30
講演1:街を森にかえる「環境木化都市の実現(W350計画)」
中嶋 一郎氏(住友林業 理事 筑波研究所長)
講演2:バイオマス利用の新たな切り札~リグニン~
山田 竜彦氏(森林研究・整備機構 森林総合研究所 新素材研究拠点長)
講演3:鉄鋼業から見た林業・木材産業の生産・物流管理についての考察
平川 泰氏(新日鉄住金ソリューションズ 社会公共ソリューション事業部技術企画部事業企画グループリーダー)
講演4:(一社)日本木材学会の取組み~地球環境行動指針〜
恒次 祐子氏(日本木材学会環境委員長/東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
総合討論:話題提供者+基調講演者、コーディネーター 福島和彦氏
閉会挨拶
17:30〜17:35
日本木材学会副会長 船田 良氏
交流会
17:45〜19:30(於 弥生講堂ホワイエ)
問合せ先
日本木材学会事務局: 〒113-0023 東京都文京区向丘 1-1-17 タカサキヤビル4階
E-mail: office@jwrs.org URL: http://www.jwrs.org