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多数のご参加ありがとうございました。
前橋市私立保育園長連絡協議会 広報委員会 平成25年度事業
才の木前橋木育講座(第1回)
いまなぜ木育か。木のおもちゃと幼児教育
私たち才の木が目指す環境教育はこれまで、シンポジウム、エコツアー、トークカフェ、国際フォーラム、木育ツール開発、などとかたちを変え事業展開してきました。今回、前橋園長会との協催により、主たる対象を保育士の方々に絞った木育講座を開くことができました。
これは私たち才の木にとっては、これまでの事業では十分に達成したとはいえない課題-幼児、児童に対する木育-に関する絶好の機会と捉えています。しかし、同時に大学の教員や研究所の研究者を中心メンバーとする才の木が、このような課題解決へ向けてなんらかの貢献ができるかどうか、初めての試みとなります。
川井秀一前理事長の次の寄稿にも、才の木の思いがまとめられています。
日本林業は長らく低迷してきましたが、「森林・林業再生プラン(平成21年)」に続き、「公共建築物等における木材利用の促進に関する法律(平成22年)」が成立して、いま林業に力強いフォローウィンドが吹いています。
これを契機に、日本の山から十分な木材が供給され、同時に森林の整備、健全化が進んで水土環境や生物の多様性が維持されることを望んでいます。そのためには、林業の構造改革はもとより、加工・利用分野との連携が欠かせません。新たな技術開発により、利用分野から需要を喚起することも大事です。
「日本の森を育てる木づかい円卓会議」(平成16年、日本木材学会主催)が提言書「木づかいのススメ」を発信しました。これが契機となり、政府が先導する「木づかい運動」や「木育」活動が始まっています。私たちも、木育や木づかい運動を実践する組織として、認定NPO法人「才の木」を平成18年に設立しました。
木育は、市民や児童の木への親しみや木の文化への理解を深めるため、関係者が連携・協力して材料としての木材の良さやその利用の意義を学ぶ生涯教育活動であり、社会活動です。教育現場、NPO、企業、地方自治体、学会など広汎なステークホルダーの協業、ネットワーク、コミュニケーション、連携をベースに国産材のすばらしさをアピールし、豊かで潤いある暮らしを実現したいものです。
(川井)
内 容
第1部「いまなぜ木育か。」
京都大学 川井秀一教授
認定NPO法人才の木 専務理事・市田 憲
第2部「木のおもちゃと幼児教育」
東京おもちゃ博物館 石井今日子様
日時 | 平成25年12月4日(水)13時30分~15時30分 |
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場所 | 前橋元気21 5階55会議室 |